Taste of Hawai'i~ハワイコラム集
ハワイの自然を守りながら、bikiろう!
Aloha 前回 の記事では、bikiに乗って楽しむハワイ実践編の第4弾として、ハワイローカルに聞いた「 bikiサービスエリア内の危険スポットと対処法」を特集しました。 今回はその第5弾として、ハワイの自然を守りながら楽しむ方法と、おすすめのトレッキングスポットをご紹介します。ハワイの自然を守りながら、bikiろう! 1.bikiに乗って、ハワイの身近な植物に触れよう bikiを使ったホロホロタイムでのお楽しみのひとつは、なんといってもハワイならではの自然を身体全体で堪能できること。何気なく通り過ぎてしまいがちな道路の植え込みやおうちの庭先でも、ちょっと意識を向けてみるとそこにはバナナやリリコイをはじめ多種多様なトロピカルな植物や生き物たちに出会う事ができます。 また、ハワイ固有種をはじめとする貴重な植物を間近で見てみたくなった時には、bikiエリア内にある植物園へと足を延ばすこともできます。 ライアン植物園(マノアエリア) この投稿をInstagramで見る Lyon Arboretum(@uhlyonarboretum)がシェアした投稿 bikiステーションNo.608 から車で約5分。「ライアン植物園」では、6,000種類を超える熱帯・亜熱帯植物を鑑賞することができます。植物はハワイを代表する赤い花「オヒア・レフア」をはじめとするハワイの固有種や、ハワイの森で出会える植物を中心に、森に自生する植物たちの本来の姿を目にすることができます。 ハワイ大学が管理するこの植物園は大学の施設ということもあり、園内では様々な研究結果発表や、ツアー、イベントなどを通してハワイの自然について学ぶ機会が設けられています。入場料は無料ですが、一人あたり10ドルほどの額を寄付することが推奨されています。 フォスター植物園(ダウンタウンエリア) この投稿をInstagramで見る Honolulu Botanical Gardens(@honolulubotanicalgardens)がシェアした投稿 bikiステーションNo.100 から徒歩約7分。ダウンタウンエリアにあるこちらの「フォスター植物園」は、ハワイ内では最も古く、歴史のある植物園として知られています。ハワイの固有種をはじめ、約10,000種類もの植物が植栽されています。植物の名前が記されたプレートや、日本語のガイドマップ、英語の無料ツアー等が用意されているので、鑑賞しながら様々な知識を身につけることができます。 また、鳥たちが集まる場所にもなっていることからバードウォッチングを楽しむこともできます。入園料は、13才以上は5ドル(6才〜12才は1ドル)です。 2.トレッキングの準備をしよう トレッキングの楽しみのひとつは、その場所でのびのびと自生する植物や生き物たちに混ざって自然の中に身を置くこと。事前にその土地の成り立ちや動植物たちについて知識を身につけておくと、さらに一歩踏み込んで楽しむことができます。 ただし、毎週の様にレスキューが出動する日々が続いている現状も。ハワイのトレッキングに挑戦される際には、下記を参考に万全の準備をして挑みましょう。 ①必ず気候を確認しよう 世界に存在する17種類の気候帯のうち、ハワイにはなんと15もの気候帯が存在するといわれています。同じ島内でも、地域によって気温や天候に大きな差があることが少なくないので、特に山岳部や森に出掛ける際には事前にその場所の気象情報を確認しておくとともに、温度調整が可能な服装や雨具、ぬかるみでも歩きやすい靴など、その土地に適したアイテムを用意しておきましょう。 ②靴底を入念に洗おう 靴底には、土や汚れと一緒に植物の種や生物が付着している場合があります。ハワイの固有種は環境変化の影響を受けやすいため、そのまま森に入ってしまうことで、気づかぬうちにその土地へ外部からの植物や生物を持ち込み、ハワイの生態系を壊してしまう恐れがあります。ハワイの生態系を守るため、トレッキング・ハイキングの前だけでなく後にも、入念に靴裏の泥を洗い落としましょう。...
ハワイの自然を守りながら、bikiろう!
Aloha 前回 の記事では、bikiに乗って楽しむハワイ実践編の第4弾として、ハワイローカルに聞いた「 bikiサービスエリア内の危険スポットと対処法」を特集しました。 今回はその第5弾として、ハワイの自然を守りながら楽しむ方法と、おすすめのトレッキングスポットをご紹介します。ハワイの自然を守りながら、bikiろう! 1.bikiに乗って、ハワイの身近な植物に触れよう bikiを使ったホロホロタイムでのお楽しみのひとつは、なんといってもハワイならではの自然を身体全体で堪能できること。何気なく通り過ぎてしまいがちな道路の植え込みやおうちの庭先でも、ちょっと意識を向けてみるとそこにはバナナやリリコイをはじめ多種多様なトロピカルな植物や生き物たちに出会う事ができます。 また、ハワイ固有種をはじめとする貴重な植物を間近で見てみたくなった時には、bikiエリア内にある植物園へと足を延ばすこともできます。 ライアン植物園(マノアエリア) この投稿をInstagramで見る Lyon Arboretum(@uhlyonarboretum)がシェアした投稿 bikiステーションNo.608 から車で約5分。「ライアン植物園」では、6,000種類を超える熱帯・亜熱帯植物を鑑賞することができます。植物はハワイを代表する赤い花「オヒア・レフア」をはじめとするハワイの固有種や、ハワイの森で出会える植物を中心に、森に自生する植物たちの本来の姿を目にすることができます。 ハワイ大学が管理するこの植物園は大学の施設ということもあり、園内では様々な研究結果発表や、ツアー、イベントなどを通してハワイの自然について学ぶ機会が設けられています。入場料は無料ですが、一人あたり10ドルほどの額を寄付することが推奨されています。 フォスター植物園(ダウンタウンエリア) この投稿をInstagramで見る Honolulu Botanical Gardens(@honolulubotanicalgardens)がシェアした投稿 bikiステーションNo.100 から徒歩約7分。ダウンタウンエリアにあるこちらの「フォスター植物園」は、ハワイ内では最も古く、歴史のある植物園として知られています。ハワイの固有種をはじめ、約10,000種類もの植物が植栽されています。植物の名前が記されたプレートや、日本語のガイドマップ、英語の無料ツアー等が用意されているので、鑑賞しながら様々な知識を身につけることができます。 また、鳥たちが集まる場所にもなっていることからバードウォッチングを楽しむこともできます。入園料は、13才以上は5ドル(6才〜12才は1ドル)です。 2.トレッキングの準備をしよう トレッキングの楽しみのひとつは、その場所でのびのびと自生する植物や生き物たちに混ざって自然の中に身を置くこと。事前にその土地の成り立ちや動植物たちについて知識を身につけておくと、さらに一歩踏み込んで楽しむことができます。 ただし、毎週の様にレスキューが出動する日々が続いている現状も。ハワイのトレッキングに挑戦される際には、下記を参考に万全の準備をして挑みましょう。 ①必ず気候を確認しよう 世界に存在する17種類の気候帯のうち、ハワイにはなんと15もの気候帯が存在するといわれています。同じ島内でも、地域によって気温や天候に大きな差があることが少なくないので、特に山岳部や森に出掛ける際には事前にその場所の気象情報を確認しておくとともに、温度調整が可能な服装や雨具、ぬかるみでも歩きやすい靴など、その土地に適したアイテムを用意しておきましょう。 ②靴底を入念に洗おう 靴底には、土や汚れと一緒に植物の種や生物が付着している場合があります。ハワイの固有種は環境変化の影響を受けやすいため、そのまま森に入ってしまうことで、気づかぬうちにその土地へ外部からの植物や生物を持ち込み、ハワイの生態系を壊してしまう恐れがあります。ハワイの生態系を守るため、トレッキング・ハイキングの前だけでなく後にも、入念に靴裏の泥を洗い落としましょう。...
これぞハワイ流。マラマなルール&マナーを身につけよう
Aloha 前回 の記事「 次ハワイでは地球に優しい日焼け止めを使いましょう。」では、bikiに乗って楽しむハワイ実践編の第2弾として、美しいサンゴ礁を守るため、有害成分を含む日焼け止めの流通を禁止した「サンスクリーン法」とおすすめの日焼け止めについて、特集しました。 今回はその第3弾として、ハワイの人々に気持ちよく受けいれてもらうためのマナーやルールについてご紹介します。ハワイ流マラマなルール&マナーで、bikiろう! 1.笑顔で挨拶をしましょう 普段、外出先のエレベーターで面識のない人と乗り合わせた際にどのようにして到着までの数秒~数分間を過ごされていますか?スマホをチェックしたり、階数のランプを目で追ったりして「目を合わすこともなくただただ無言でやり過ごす」という方も少なくないのではないでしょうか? でも、これはハワイではNGです! ハワイや米国本土の人たちにとってはそれがほんの短い時間だったとしても、「同じ空間を共有している仲間」という感覚があるため、無言というのは相手の存在を無視していることになるのでとても失礼であり、なによりも悲しい気持ちにさせてしまいます。 もし出掛けた先で誰かと一緒になる機会があったら、それが店員さんでも同じお客さんでも、ぜひ笑顔で相手の目を見て「Hi / Aloha」や「Thank you/Mahalo」と挨拶に挑戦してみましょう。すると相手からも笑顔で挨拶を返してもらえて、きっととっても温かい気持ちになれます。 2.チップで感謝を伝えましょう 日本人にとってはなかなか馴染みのない「チップ」という習慣。そういうルールがあるということについて頭では分かっていても、どのタイミングで、どのように、どの程度渡したら良いのかが分からなくて「ま、いいか(義務ではないし)」とそのまま何もせずにやり過ごされた経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか? でも、この「チップ」はハワイで働く方にとっては、生活が懸かったとっても大事なものなので、サービスを受けた際には必ず渡すようにしましょう。 ハワイの飲食業界のお給料は日本とは異なり、最低限の労働をしたことに対する対価としての「賃金(時給)」と、能力給として「サービス料(チップ)」が加わって「お給料」が成り立っています。チップが加わる事を前提に賃金が考えられているために、「チップなし」というのは生活がとても苦しくなるばかりか、せっかくお客様に気持ちよく過ごしていただけるようにと創意工夫を凝らして頑張ったのに、その評価が「ゼロ」ではやりきれなくなってしまいます。 チップとは「気持ちよく過ごせるように気を配ってくれていた担当の店員さんへ感謝の気持ち」です。そしてその相場は合計金額に対して、「普通に満足することができた」場合は10%、「気持ちよく過ごせた」場合は15%、「とても良かった。また来よう!と思えた」場合で20%、というのが大まかな基準となっています。支払方法には、クレジットカードでの支払い時にチップを加えるという方法の他、別途現金での支払いでもOKです。 3.お年寄りを大切にしましょう 交通機関で座席シートを利用している際に立って乗車されているお年寄りが目に入った時、どのようにされていますか? ハワイではコロナ禍において注目された「クプナ・アワー」に代表される通り、今日においてもお年寄りを敬う文化がしっかりと根付いています。日本同様に「交通機関利用中にお年寄りや身体に不自由のある方に席を譲ろう」というマナーがある他にも、スーパーでのレジ待ちの順番を譲ったり、手の届きにくい高い場所に置かれた商品を代わりに取ってあげたり、入店時にはドアを開けて待ってあげる等、日常の中の何気ない場面でリスペクトするのがハワイ流。 日本では「気を使ったつもりが、まだそんな歳じゃない!と却って気を害してしまった」などのエピソードが聞かれますが、ハワイには「歳を重ねる」ということを楽しむ文化や「シニア特権」という考えが浸透しているので、腹を立てる人は皆無。気持ちよく喜んで受け取ってもらえますので、安心して挑戦してみましょう。 4.横断歩道を渡りましょう ハワイでは、次の横断歩道まで距離があったとしても、必ず横断歩道を渡るようにしましょう。基本的にハワイでは横断歩道のない道路を横切ることは禁止で、その現場を警察に押さえられてしまうと罰金として130ドルが科せられます。 また、横断歩道も要注意です。横断中にスマートフォンやカメラを操作しながらの「ながらスマホ」も罰則の対象で、こちらも罰金として15ドル~99ドルが科せられます。慣れない場所でナビゲーションアプリを使ったり、きれいな景色を撮影したい場合は歩きながらではなく、横断歩道を渡りきり、周囲の安全を確認してから行いましょう。 5.タバコは必ず喫煙所でお願いします ハワイでは、火炎式か電子式かに関わらず、必ず指定のスペースで喫煙しましょう。ハワイは日本に比べて喫煙に関する制限が厳しく、喫煙可能な場所が限定されています。空港やホテル、レストランなどの屋内ではそのほとんどが禁煙である他、屋外に関しても、公共の場や建物の出入り口から約6メートル以内の場所や禁煙の標識のある場所での喫煙は禁止されています。 また、20歳以下の場合はタバコの喫煙に加え、購入や所持もできません。また21歳以上であっても購入時などに身分証明書の提示が求められた際には、パスポートや国際免許証など公の証明書を提示しましょう。 6.お酒は必ず定められた場所で楽しみましょう ハワイに来たら、青い空、眩しい太陽、そして開放的で美しいビーチを前に美味しいビールが飲みたくなりますね。ですが、ハワイではビーチをはじめ、公園、道路といった公共の場や、交通機関での飲酒は全面的禁止されています。ハワイのビーチでビールを楽しみたくなった時には、我慢したり、こっそりと飲もうとせずに、堂々と快適な空間を提供するビーチサイドのバーやレストランで楽しみましょう。...
これぞハワイ流。マラマなルール&マナーを身につけよう
Aloha 前回 の記事「 次ハワイでは地球に優しい日焼け止めを使いましょう。」では、bikiに乗って楽しむハワイ実践編の第2弾として、美しいサンゴ礁を守るため、有害成分を含む日焼け止めの流通を禁止した「サンスクリーン法」とおすすめの日焼け止めについて、特集しました。 今回はその第3弾として、ハワイの人々に気持ちよく受けいれてもらうためのマナーやルールについてご紹介します。ハワイ流マラマなルール&マナーで、bikiろう! 1.笑顔で挨拶をしましょう 普段、外出先のエレベーターで面識のない人と乗り合わせた際にどのようにして到着までの数秒~数分間を過ごされていますか?スマホをチェックしたり、階数のランプを目で追ったりして「目を合わすこともなくただただ無言でやり過ごす」という方も少なくないのではないでしょうか? でも、これはハワイではNGです! ハワイや米国本土の人たちにとってはそれがほんの短い時間だったとしても、「同じ空間を共有している仲間」という感覚があるため、無言というのは相手の存在を無視していることになるのでとても失礼であり、なによりも悲しい気持ちにさせてしまいます。 もし出掛けた先で誰かと一緒になる機会があったら、それが店員さんでも同じお客さんでも、ぜひ笑顔で相手の目を見て「Hi / Aloha」や「Thank you/Mahalo」と挨拶に挑戦してみましょう。すると相手からも笑顔で挨拶を返してもらえて、きっととっても温かい気持ちになれます。 2.チップで感謝を伝えましょう 日本人にとってはなかなか馴染みのない「チップ」という習慣。そういうルールがあるということについて頭では分かっていても、どのタイミングで、どのように、どの程度渡したら良いのかが分からなくて「ま、いいか(義務ではないし)」とそのまま何もせずにやり過ごされた経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか? でも、この「チップ」はハワイで働く方にとっては、生活が懸かったとっても大事なものなので、サービスを受けた際には必ず渡すようにしましょう。 ハワイの飲食業界のお給料は日本とは異なり、最低限の労働をしたことに対する対価としての「賃金(時給)」と、能力給として「サービス料(チップ)」が加わって「お給料」が成り立っています。チップが加わる事を前提に賃金が考えられているために、「チップなし」というのは生活がとても苦しくなるばかりか、せっかくお客様に気持ちよく過ごしていただけるようにと創意工夫を凝らして頑張ったのに、その評価が「ゼロ」ではやりきれなくなってしまいます。 チップとは「気持ちよく過ごせるように気を配ってくれていた担当の店員さんへ感謝の気持ち」です。そしてその相場は合計金額に対して、「普通に満足することができた」場合は10%、「気持ちよく過ごせた」場合は15%、「とても良かった。また来よう!と思えた」場合で20%、というのが大まかな基準となっています。支払方法には、クレジットカードでの支払い時にチップを加えるという方法の他、別途現金での支払いでもOKです。 3.お年寄りを大切にしましょう 交通機関で座席シートを利用している際に立って乗車されているお年寄りが目に入った時、どのようにされていますか? ハワイではコロナ禍において注目された「クプナ・アワー」に代表される通り、今日においてもお年寄りを敬う文化がしっかりと根付いています。日本同様に「交通機関利用中にお年寄りや身体に不自由のある方に席を譲ろう」というマナーがある他にも、スーパーでのレジ待ちの順番を譲ったり、手の届きにくい高い場所に置かれた商品を代わりに取ってあげたり、入店時にはドアを開けて待ってあげる等、日常の中の何気ない場面でリスペクトするのがハワイ流。 日本では「気を使ったつもりが、まだそんな歳じゃない!と却って気を害してしまった」などのエピソードが聞かれますが、ハワイには「歳を重ねる」ということを楽しむ文化や「シニア特権」という考えが浸透しているので、腹を立てる人は皆無。気持ちよく喜んで受け取ってもらえますので、安心して挑戦してみましょう。 4.横断歩道を渡りましょう ハワイでは、次の横断歩道まで距離があったとしても、必ず横断歩道を渡るようにしましょう。基本的にハワイでは横断歩道のない道路を横切ることは禁止で、その現場を警察に押さえられてしまうと罰金として130ドルが科せられます。 また、横断歩道も要注意です。横断中にスマートフォンやカメラを操作しながらの「ながらスマホ」も罰則の対象で、こちらも罰金として15ドル~99ドルが科せられます。慣れない場所でナビゲーションアプリを使ったり、きれいな景色を撮影したい場合は歩きながらではなく、横断歩道を渡りきり、周囲の安全を確認してから行いましょう。 5.タバコは必ず喫煙所でお願いします ハワイでは、火炎式か電子式かに関わらず、必ず指定のスペースで喫煙しましょう。ハワイは日本に比べて喫煙に関する制限が厳しく、喫煙可能な場所が限定されています。空港やホテル、レストランなどの屋内ではそのほとんどが禁煙である他、屋外に関しても、公共の場や建物の出入り口から約6メートル以内の場所や禁煙の標識のある場所での喫煙は禁止されています。 また、20歳以下の場合はタバコの喫煙に加え、購入や所持もできません。また21歳以上であっても購入時などに身分証明書の提示が求められた際には、パスポートや国際免許証など公の証明書を提示しましょう。 6.お酒は必ず定められた場所で楽しみましょう ハワイに来たら、青い空、眩しい太陽、そして開放的で美しいビーチを前に美味しいビールが飲みたくなりますね。ですが、ハワイではビーチをはじめ、公園、道路といった公共の場や、交通機関での飲酒は全面的禁止されています。ハワイのビーチでビールを楽しみたくなった時には、我慢したり、こっそりと飲もうとせずに、堂々と快適な空間を提供するビーチサイドのバーやレストランで楽しみましょう。...
ローカル直伝!bikiエリアの治安事情と対処法
Aloha 前回 の記事「 これぞハワイ流。マラマなルール&マナーを身につけよう」では、bikiに乗って楽しむハワイ実践編の第3弾として、ハワイの人々に気持ちよく受け入れてもらえるマナーやルールを特集しました。 今回はその第4弾として、ハワイローカルに聞いた「bikiサービスエリア内の危険スポットと対処法」をご紹介します。ハワイを楽しく安全に、bikiろう! bikiサービスエリア内の主な危険スポット 1.ワイキキエリア周辺 ● アラワイ運河沿い このあたりは交通量のある大通りで一見問題がなさそうに見えますが、路上駐車や街灯が多く、トラブルが生じていても目に付きにくいために物陰に隠れた人から危害を加えられたり、見えない場所に引き込まれて襲われてしまう、リスクの高いスポットです。 また、レンタカー利用の場合は、車上荒らしにも注意が必要です。手荷物を減らすために旅行雑誌や地図をつい車内に置いて離れがちですが、旅行者ということが分かり、ターゲットにされやすくなります。金目のものかどうかに関わらず、できるだけ外から目に触れる場所に物を置いて離れることは避けましょう。 ● クヒオ通り クヒオ通りの中でも特にホノルル動物園寄りは要注意です。このあたりは日中は賑わいのある気持ちの良い人気のスポットですが、動物園が閉園する16時頃を過ぎると途端に雰囲気が一変します。人通りがないわけではありませんが、酔っている人や、薬物を売りつけてくる人など、トラブルに発展しやすい人が多く集まる傾向にあるので、夕方以降はbikiや徒歩、The Busでの移動は避け、タクシーやUber、Lyftを利用しましょう。 ● カピオラニ公園 絶景の楽しめる有名ベンチもあり観光地としても人気の高いカピオラニ公園。日中は緑豊かでとても気持ちの良いスポットですが、夜になると道路沿いの街頭のみでほぼ真っ暗に。周辺もあまり治安のよいエリアとはいえず、日が暮れると人通りもなくなり大変危険なので、夜は近づかないようにしましょう。 2.アラモアナエリア ● アラモアナセンター内 ハワイ最大のショッピングモールであるアラモアナセンターは、旅行者からはもちろんローカルにも愛されているお楽しみスポット。ですが、ここでは置き引きやスリにご用心です。日本では普通にしてしまう、荷物を置いたままの離席や、トイレ個室の荷物かけの使用は絶対にNG。特に貴重品は、常に肌身離さず携帯するようにしましょう。 また、レンタカー利用時にも注意が必要です。「車があるから」と、たくさんお買い物をしたくなってしまうところですが、荷物を置くために何度も同じ場所を行き来していると、後をつけられて車上荒らしに遭ってしまうリスクが高まります。そうしたトラブルを回避するために、買い物は一度に済ませるか、どうしても車に荷物を置いてからまた買い物を続けたい場合には、一度車を別の駐車スペースに移動させるなどして対応しましょう。 ● ケアモク通り/ウォルマート周辺 お買い物時、お財布をバッグにしまいながらお店の外に出てしまうことはありませんか?そうした行動はひったくりやホームレスのターゲットにされてしまいます。お財布が目に付く行為はトラブルを誘発するもととなってしまうので、それを防ぐためにも、買い物をしたら支払いを済ませたその場できちんと財布をバッグにしまってから離れるようにしましょう。 また、日本の感覚でズボンの後ろポケットに財布を入れるというのも大変危険です。防犯対策としても、bikiに快適に乗るためにも、ぜひバッグを活用しましょう。できるだけ身体にぴったりとフィットするタイプがおすすめです。ただし万が一荷物をひったくられそうになった時には、それ以上のトラブルに発展しないよう抵抗せずに、素直に手離しましょう。 3.カカアコエリア 近年ウォールアートでにぎわいを見せる人気エリアのカカアコですが、もともとは倉庫や自動車整備場が集まる寂れた場所であり、決して治安のよい場所とはいえません。ウォールアートが描かれたエリアから一本道を外れただけで、ガラッと雰囲気が変わります。 魅力的なウォールアートたちをゆっくりと見たり、撮影して回りたいところですが、危険度が高い上に意外と広く、迷子にもなりやすいので徒歩移動は最小限にとどめましょう。このエリアこそ防犯対策としてもbikiが大活躍です。カカアコエリアではぜひbikiに乗って、安全かつ快適にウォールアートを楽しみましょう!...
ローカル直伝!bikiエリアの治安事情と対処法
Aloha 前回 の記事「 これぞハワイ流。マラマなルール&マナーを身につけよう」では、bikiに乗って楽しむハワイ実践編の第3弾として、ハワイの人々に気持ちよく受け入れてもらえるマナーやルールを特集しました。 今回はその第4弾として、ハワイローカルに聞いた「bikiサービスエリア内の危険スポットと対処法」をご紹介します。ハワイを楽しく安全に、bikiろう! bikiサービスエリア内の主な危険スポット 1.ワイキキエリア周辺 ● アラワイ運河沿い このあたりは交通量のある大通りで一見問題がなさそうに見えますが、路上駐車や街灯が多く、トラブルが生じていても目に付きにくいために物陰に隠れた人から危害を加えられたり、見えない場所に引き込まれて襲われてしまう、リスクの高いスポットです。 また、レンタカー利用の場合は、車上荒らしにも注意が必要です。手荷物を減らすために旅行雑誌や地図をつい車内に置いて離れがちですが、旅行者ということが分かり、ターゲットにされやすくなります。金目のものかどうかに関わらず、できるだけ外から目に触れる場所に物を置いて離れることは避けましょう。 ● クヒオ通り クヒオ通りの中でも特にホノルル動物園寄りは要注意です。このあたりは日中は賑わいのある気持ちの良い人気のスポットですが、動物園が閉園する16時頃を過ぎると途端に雰囲気が一変します。人通りがないわけではありませんが、酔っている人や、薬物を売りつけてくる人など、トラブルに発展しやすい人が多く集まる傾向にあるので、夕方以降はbikiや徒歩、The Busでの移動は避け、タクシーやUber、Lyftを利用しましょう。 ● カピオラニ公園 絶景の楽しめる有名ベンチもあり観光地としても人気の高いカピオラニ公園。日中は緑豊かでとても気持ちの良いスポットですが、夜になると道路沿いの街頭のみでほぼ真っ暗に。周辺もあまり治安のよいエリアとはいえず、日が暮れると人通りもなくなり大変危険なので、夜は近づかないようにしましょう。 2.アラモアナエリア ● アラモアナセンター内 ハワイ最大のショッピングモールであるアラモアナセンターは、旅行者からはもちろんローカルにも愛されているお楽しみスポット。ですが、ここでは置き引きやスリにご用心です。日本では普通にしてしまう、荷物を置いたままの離席や、トイレ個室の荷物かけの使用は絶対にNG。特に貴重品は、常に肌身離さず携帯するようにしましょう。 また、レンタカー利用時にも注意が必要です。「車があるから」と、たくさんお買い物をしたくなってしまうところですが、荷物を置くために何度も同じ場所を行き来していると、後をつけられて車上荒らしに遭ってしまうリスクが高まります。そうしたトラブルを回避するために、買い物は一度に済ませるか、どうしても車に荷物を置いてからまた買い物を続けたい場合には、一度車を別の駐車スペースに移動させるなどして対応しましょう。 ● ケアモク通り/ウォルマート周辺 お買い物時、お財布をバッグにしまいながらお店の外に出てしまうことはありませんか?そうした行動はひったくりやホームレスのターゲットにされてしまいます。お財布が目に付く行為はトラブルを誘発するもととなってしまうので、それを防ぐためにも、買い物をしたら支払いを済ませたその場できちんと財布をバッグにしまってから離れるようにしましょう。 また、日本の感覚でズボンの後ろポケットに財布を入れるというのも大変危険です。防犯対策としても、bikiに快適に乗るためにも、ぜひバッグを活用しましょう。できるだけ身体にぴったりとフィットするタイプがおすすめです。ただし万が一荷物をひったくられそうになった時には、それ以上のトラブルに発展しないよう抵抗せずに、素直に手離しましょう。 3.カカアコエリア 近年ウォールアートでにぎわいを見せる人気エリアのカカアコですが、もともとは倉庫や自動車整備場が集まる寂れた場所であり、決して治安のよい場所とはいえません。ウォールアートが描かれたエリアから一本道を外れただけで、ガラッと雰囲気が変わります。 魅力的なウォールアートたちをゆっくりと見たり、撮影して回りたいところですが、危険度が高い上に意外と広く、迷子にもなりやすいので徒歩移動は最小限にとどめましょう。このエリアこそ防犯対策としてもbikiが大活躍です。カカアコエリアではぜひbikiに乗って、安全かつ快適にウォールアートを楽しみましょう!...
bikiの強い味方!自転車通路「BIKE ROUTE(バイクルート)」をご紹介
Aloha 前回 の記事「 bikiに乗って、ポノトラベラーになろう」では、ハワイ州が掲げる「アロハプラスチャレンジ」に対して、私たち観光客が“bikiを通して楽しみながら貢献できること”を特集しました。 今回はその一環として近年急ピッチで整備が進められている、biki乗りたちの強い味方!ホノルル市内のバイクルートをご紹介いたします。バイクルートで、bikiろう。 1.「BIKE ROUTE(バイクルート」ってなあに? この投稿をInstagramで見る Biki(@gobikihi)がシェアした投稿 「BIKE ROUTE(ルート)」とは自転車通路のことで、写真のように地面に自転車のマークが記されている道路です。従来の歩道・車道との間に自転車用の通路を設けることで、「歩行者と自転車」「自転車と自動車」などの接触事故を防ぐ役割を担っています。 近年ホノルル市では深刻化する渋滞緩和や気候変動への対策としてバイクルートの導入が積極的に進められていて、これによりbikiがますます利用しやすくなっています。 2.ホノルル市内の主なバイクルートたち この投稿をInstagramで見る Biki(@gobikihi)がシェアした投稿 近年急ピッチで環境整備が進められているバイクルート。2021年11月現在では、主に下記のスポットに導入されています。 カラカウア・ストリート&アラワイ・ブルーバード この投稿をInstagramで見る holidays(@millions_leisure_trip_)がシェアした投稿 皆さんお馴染みのワイキキエリアのバイクルート。「徒歩で移動できるけど、端から端まで歩くには意外と距離のあるワイキキ」こそbikiの出番です! ただ観光向けの大型車両の駐車や停車が多く、突然の車のドアの開閉や、観光客の車の陰からの飛び出しなど、予期せぬトラブルが生じやすいエリアでもあります。「そういうことが起こりうる」という事を念頭におきながら、注意して走行しましょう。 カカアコ周辺 この投稿をInstagramで見る DTS Honolulu(@hnl.dts)がシェアした投稿 ウォールアートで人気のカカアコエリアのバイクルート。こちらは比較的交通量が少ないエリアということもあり、一方通行で道幅も狭めのシンプルな造りとなっています。 ダイヤモンドヘッド周辺 この投稿をInstagramで見る Hawaiian Style...
bikiの強い味方!自転車通路「BIKE ROUTE(バイクルート)」をご紹介
Aloha 前回 の記事「 bikiに乗って、ポノトラベラーになろう」では、ハワイ州が掲げる「アロハプラスチャレンジ」に対して、私たち観光客が“bikiを通して楽しみながら貢献できること”を特集しました。 今回はその一環として近年急ピッチで整備が進められている、biki乗りたちの強い味方!ホノルル市内のバイクルートをご紹介いたします。バイクルートで、bikiろう。 1.「BIKE ROUTE(バイクルート」ってなあに? この投稿をInstagramで見る Biki(@gobikihi)がシェアした投稿 「BIKE ROUTE(ルート)」とは自転車通路のことで、写真のように地面に自転車のマークが記されている道路です。従来の歩道・車道との間に自転車用の通路を設けることで、「歩行者と自転車」「自転車と自動車」などの接触事故を防ぐ役割を担っています。 近年ホノルル市では深刻化する渋滞緩和や気候変動への対策としてバイクルートの導入が積極的に進められていて、これによりbikiがますます利用しやすくなっています。 2.ホノルル市内の主なバイクルートたち この投稿をInstagramで見る Biki(@gobikihi)がシェアした投稿 近年急ピッチで環境整備が進められているバイクルート。2021年11月現在では、主に下記のスポットに導入されています。 カラカウア・ストリート&アラワイ・ブルーバード この投稿をInstagramで見る holidays(@millions_leisure_trip_)がシェアした投稿 皆さんお馴染みのワイキキエリアのバイクルート。「徒歩で移動できるけど、端から端まで歩くには意外と距離のあるワイキキ」こそbikiの出番です! ただ観光向けの大型車両の駐車や停車が多く、突然の車のドアの開閉や、観光客の車の陰からの飛び出しなど、予期せぬトラブルが生じやすいエリアでもあります。「そういうことが起こりうる」という事を念頭におきながら、注意して走行しましょう。 カカアコ周辺 この投稿をInstagramで見る DTS Honolulu(@hnl.dts)がシェアした投稿 ウォールアートで人気のカカアコエリアのバイクルート。こちらは比較的交通量が少ないエリアということもあり、一方通行で道幅も狭めのシンプルな造りとなっています。 ダイヤモンドヘッド周辺 この投稿をInstagramで見る Hawaiian Style...
次ハワイでは「地球に優しい日焼け止め」を使いましょう
Aloha 前回 の記事「 bikiの強い味方!自転車通路「BIKE ROUTE(バイクルート)」をご紹介」では、bikiに乗って楽しむハワイ実践編の第1弾として、バイクルート設置の背景や主なスポットについて特集しました。 今回はその第2弾として、bikiやハワイを楽しむ際の必需品である「日焼け止め」についてご紹介します。ハワイの海に優しい日焼け止めで、bikiろう! 1.21年1月、サンスクリーン法が施行されました 2021年1月1日、ハワイ州では「サンスクリーン法」という新たな法律が施行されました⚠⛱これはハワイの海を守ることを目的とした法律で、指定禁止成分を含む日焼け止めの流通を禁止するというものです。 2.施行の理由は「サンゴの死」 この投稿をInstagramで見る Coral Bleaching Awareness(@hawaiicoralbleaching)がシェアした投稿 この日焼け止め法が施行された背景には、「サンゴの白化現象」が挙げられます。サンゴの白化現象とは、サンゴが健全に生きていく上で必要な存在である「褐虫藻」という植物プランクトンがいなくなり骨格が見えてしまっている状態で、これは“サンゴの死”を意味します。 サンゴ礁の壊滅という問題は、サンゴ礁そのものが失われるだけに留まりません。サンゴ礁には約30%もの海の生物が生息していることから、サンゴ礁の壊滅はそこに住む生き物の絶滅を意味し、海の生態系の崩壊にもつながる深刻な問題をもはらんでいることから、現在世界中でサンゴ礁の保全活動が進められています。 アメリカ海洋大気庁(NOAA)の調査によると、現在ハワイ州内では、ハワイ島で56%、マウイ島で44%、オアフ島で32%ものサンゴ礁の白化が報告されています。サンゴの白化には複合的な要因がありますが、その中の大きな原因のひとつに日焼け止めに含まれる有毒な化学物質が挙げられます。調査によると、世界中で年間約14,000トンもの日焼け止めが、ビーチやお風呂などの生活排水から海に流れ出ていると言われ、現在ハワイの他にも「パラオ」「カリブ海ボネール島」「フロリダ」など、世界のビーチリゾートを中心に有害物質を含む日焼け止めの禁止が進められています。 3.どんな日焼け止めが禁止なの? では、どんな日焼け止めが禁止されているのでしょうか? これは対象の地域によりルールが異なりますが、ハワイ州では、サンゴの白化現象のみならず、DNAや繁殖活動にまで悪影響を与えるといわれている「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」という2つの成分が含まれる日焼け止めを禁止の対象としました(パラオでは、指定する10の成分が含まれる商品の持ち込みを禁止の対象にしています)。 しかしこれらの成分は、残念ながら現時点において日本で販売されている多くの日焼け止め製品に含まれています。 4.ハワイの海を守るために、私たちにできること ハワイのサンゴや海はもちろん、地球を守るために私たちにできること。それは禁止成分に限らず、できる限り有害化学物質成分の含まれていない自然素材で作られた日焼け止めを使うことです。 使用されている素材は製品裏面で確認することができます。また商品パッケージに「Reef Free」や「Reef Friendly」「Reef Safe」という記載がされていることも多いので、気を付けてみてみましょう。 5.ハワイ発!ナチュラル日焼け止め3選 海に優しい日焼け止めは、ハワイのローカルブランドからも誕生しています。その中でもおすすめの主な3つのブランドをご紹介します。 CocoAloha Surf...
次ハワイでは「地球に優しい日焼け止め」を使いましょう
Aloha 前回 の記事「 bikiの強い味方!自転車通路「BIKE ROUTE(バイクルート)」をご紹介」では、bikiに乗って楽しむハワイ実践編の第1弾として、バイクルート設置の背景や主なスポットについて特集しました。 今回はその第2弾として、bikiやハワイを楽しむ際の必需品である「日焼け止め」についてご紹介します。ハワイの海に優しい日焼け止めで、bikiろう! 1.21年1月、サンスクリーン法が施行されました 2021年1月1日、ハワイ州では「サンスクリーン法」という新たな法律が施行されました⚠⛱これはハワイの海を守ることを目的とした法律で、指定禁止成分を含む日焼け止めの流通を禁止するというものです。 2.施行の理由は「サンゴの死」 この投稿をInstagramで見る Coral Bleaching Awareness(@hawaiicoralbleaching)がシェアした投稿 この日焼け止め法が施行された背景には、「サンゴの白化現象」が挙げられます。サンゴの白化現象とは、サンゴが健全に生きていく上で必要な存在である「褐虫藻」という植物プランクトンがいなくなり骨格が見えてしまっている状態で、これは“サンゴの死”を意味します。 サンゴ礁の壊滅という問題は、サンゴ礁そのものが失われるだけに留まりません。サンゴ礁には約30%もの海の生物が生息していることから、サンゴ礁の壊滅はそこに住む生き物の絶滅を意味し、海の生態系の崩壊にもつながる深刻な問題をもはらんでいることから、現在世界中でサンゴ礁の保全活動が進められています。 アメリカ海洋大気庁(NOAA)の調査によると、現在ハワイ州内では、ハワイ島で56%、マウイ島で44%、オアフ島で32%ものサンゴ礁の白化が報告されています。サンゴの白化には複合的な要因がありますが、その中の大きな原因のひとつに日焼け止めに含まれる有毒な化学物質が挙げられます。調査によると、世界中で年間約14,000トンもの日焼け止めが、ビーチやお風呂などの生活排水から海に流れ出ていると言われ、現在ハワイの他にも「パラオ」「カリブ海ボネール島」「フロリダ」など、世界のビーチリゾートを中心に有害物質を含む日焼け止めの禁止が進められています。 3.どんな日焼け止めが禁止なの? では、どんな日焼け止めが禁止されているのでしょうか? これは対象の地域によりルールが異なりますが、ハワイ州では、サンゴの白化現象のみならず、DNAや繁殖活動にまで悪影響を与えるといわれている「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」という2つの成分が含まれる日焼け止めを禁止の対象としました(パラオでは、指定する10の成分が含まれる商品の持ち込みを禁止の対象にしています)。 しかしこれらの成分は、残念ながら現時点において日本で販売されている多くの日焼け止め製品に含まれています。 4.ハワイの海を守るために、私たちにできること ハワイのサンゴや海はもちろん、地球を守るために私たちにできること。それは禁止成分に限らず、できる限り有害化学物質成分の含まれていない自然素材で作られた日焼け止めを使うことです。 使用されている素材は製品裏面で確認することができます。また商品パッケージに「Reef Free」や「Reef Friendly」「Reef Safe」という記載がされていることも多いので、気を付けてみてみましょう。 5.ハワイ発!ナチュラル日焼け止め3選 海に優しい日焼け止めは、ハワイのローカルブランドからも誕生しています。その中でもおすすめの主な3つのブランドをご紹介します。 CocoAloha Surf...